防災トイレ(レジリエンストイレ)の見学に行きました。


先日、岡山県内の大学に納入されたLIXIL製災害向けトイレ「レジリエンストイレ」の関係者説明会に参加させていただきました。

といれたすがあります岡山県では、2018年の西日本豪雨災害で倉敷市真備町周辺が特に甚大な被害を受けましたが、県内他地域でも浸水や停電、断水などの被害がありました。
こちらの大学でも被災時には水を汲んだバケツを持って階段を何度も往復するなど、かなり苦労をされた経験を踏まえ今回の採用に至ったそうです。


レジリエンストイレの大きな特長としては、


特長1.節水

平常時は排水に1回5リットルの水を使用しますが、レジリエンストイレでは災害時は1回1リットルに抑えられます(※)。排水の際はバケツやペットボトルから鉢に水を入れるか、タンクに水を貯めておき流す方法どちらでも行えます。流す操作は平常時と同じレバーを引くだけです。

※節水時の排水では床下の排水管まで送り、下水道までまとめて流すために定期的にバケツ3杯程度の排水が必要。

▲ペットボトル(1回2本ぐらい)の水で排水。


特長2.平常時のトイレが災害時にそのまま利用できる

いわゆる仮設トイレなどと異なり、平常時のトイレがそのまま災害時に利用できます。こちらの写真の通り、外観は普通の(タンク付)トイレと違いがありません。

普段と同じように洋式トイレが使える事は衛生的にも安心感がありますし、こちらの施設では多目的トイレルームも用意されており、災害時も様々な環境・状況の方に恩恵がありますね。

トイレメーカーさんの新しい取り組み、進化を感じられた見学でした。



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